ひだりからよろしく!
朝ドラのヒロインになった。
嘘です。でもほぼなったようなもん(とは)
このドラマの永野芽郁さん演じる主人公の設定がね、すごいのですよ。
①7月7日生まれ
②絵を描くことが好き
③小学3年生のときにムンプス難聴になる
④片耳の聴力を失う
↑全て私と全く同じ環境なのです。
MIRACLE!!
片耳だけ聞こえないのが一緒なのもすごいけれど、誕生日や聞こえなくなったのが小3ってとこ、そして絵を描くのが好きなとこまで!
唯一違うところは聞こえない耳が左右逆ということです。
こんな偶然があるなんて、すごいなあと思って、TwitterやFacebook、そしてブログに書いたのでした。書きまくった。
からの、この記事をご覧いただきたい。
コラム ムンプス難聴と一側性難聴|NHK連続テレビ小説『半分、青い。』
わたしの説明書かこれは。
これをコピーして出会う人出会う人に配り歩けば万事解決ですよ。
実のところ私自身は「昔から聴こえないし、まだ片方残ってるからいっか〜、むしろ人と違うんだから、違うなりの感覚で芸術ができるかもしれない!」くらいに思ってたので今までそんなに困ったことなかったのですが、初めて困ったときがありました。
大学一年生のときでした。
当時、私の通っていた大学の一年生の前期にはフィジカルワークショップのような?身体を使う授業がありました。五感を養ったり、今まで使ったことのない身体の使い方を知ったりしてすごく楽しい授業だったわけですが、、、。
ある日の授業のワークショップ。
2人1組で組んで、1人が目を閉じて、もう1人が「あー」と声を出して、目を閉じている人は自分のペアの声が聞こえる方向に向かっていき、ペアのとこに辿り着けたら座って終了!という内容でした。
1組ずつならまだしも、これが何組も一斉に同じ空間で行われました。
みんながどんどん辿り着いて座っていく中、私だけがあらぬ方向に歩いていきます。
ペアの人が頑張って声を出してくれたのですが、音の方向が分からない私には必死で探しても辿り着けるはずもなく。
むしろ他の人の「あー」という声や終わってる人達の笑い声、小声で話してる声や少しの物音の方が気になる、、。
私とペアの人だけになってから、ものすごく時間をかけて、やっと辿り着けました。
まだ入学して数ヶ月も経っていないのに、先生やみんなにダメな奴だと思われてしまう、演劇なんて向いてない、遅れたことが恥ずかしい、ペアの人にも申し訳ない、ごめんなさい、なんて帰りに泣いたのをよく覚えています。
これって普通に生きてたら経験できなかったことですよね。なんならあの時、目を瞑って歩き出すまで、自分が音の方向が分からないことを知らなかったです。たぶん。知れてよかった~。
このときに生まれて初めて「耳が聴こえないって不便!」って思いました(遅い)
でもそれ以来はとくに嫌な事もなく。
正直こうして書くほどのことでもないくらいなのですよね。私にとって「右耳は聴こえないのが当たり前」なので、他人にわざわざ言うことでもない。
じゃあなんで書いたんだと。
自分のことを書くことが苦手だからです。文章練習。がんばれ私の語彙力。
あ、でも他人に嫌な思いをさせてしまう可能性のあるときは言います!
例えば居酒屋とかで、右側に人がいるとその人の話が聞こえなくて無視しちゃう形になっちゃうから、みんなの話を聞くためにも右側に誰もいない右はじっこに座りたい!とかいうときは言ったり、周りがうるさくてどうしても聞き取れなくて「え?」と何度も聞き返しちゃったときとか、遠くから呼ばれてたり、何回か話しかけられてるのに聞こえてなくて無視しちゃってたときとか、そういうときは申し訳ないと思って言ったりします。
いろいろ書きましたけれど、同情してほしいとか、可哀想、大変とか思われたり、哀れみの目を向けられたいわけではないのです。
ムンプス難聴のことを知って欲しいというわけでもない。全てはネタとして成立するのかを試したい( )
大変になる前に大変ルートは回避するようにしてるので(思わぬところでやらかす事はたまにあるけど)基本的にはなーんにも大変なことはないし、普通に生きていけているし、なんなら役者やっちゃってるし、大丈夫なんですよ~ってことが伝わればなあと。
ちなみにこの記事のタイトルは、友人曰く、中学1年の時に同級生に向けて書いた自己紹介作文のタイトルらしいですが私は全く覚えていません(記憶喪失)
文章だと伝わりづらくて難しいのですが、まあ、そのくらい軽い感じでいいんです。
片耳だけの私を笑ってもらえたらこれ幸い。
長い。長いこと書いた。
ここまで読んでる人いたらありがとうございましたm(_ _)m
おやすみなさい。